FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

それぞれの充実した人生を送ってほしい

最近になって職場で徐々に自分がお金に少し強そうな人だということが認識され始めた。
自分が今まで得てきた知識やそれを実行するために必要な道具を伝えることはできる。お金に対する考え方や扱い方を変えていくと、お金のためだけに労働し過ぎることが減っていく気がする。お金に対する不安が少なくなったら、もっと大切な人と有意義な時間を過ごすことができるようになっていくはずだ。自分にできることはとても限られているので、せめて自分の周りにいる人だけでも求めに応じて必要な知識を教えて、その人達がより良い人生を送っていく過程を見てみたい。


お金に関する話題というのはとても繊細なので、自分からはあからさまに話題を提示しないよう注意していきたい。また就業規則にも就業時間中は私語も慎まないといけないと書いてある。自然とそのような話になった時だけ自分の持っている知識を伝えようと思う。そのためには日々の学習も欠かせない。いくつになっても学ぶことは必要なことであり、尊いことでもある。
これからの時代、情報は大きな資産になりうる。現金や宝石などの動産は奪うことができるけれど、頭の中の情報を奪うことは誰にもできない。大学を卒業してから何年経っても学び続ける姿勢を、身につける機会を与えてくれた両親にはとても感謝している。

大きな誤算

自分はお金に細かく、几帳面な性格な性格なので、100歳までのマネープランがある。以前給与収入から社会保険料や各種税金を差し引いた手取り収入を計算した表を作っていた。その表から求めた手取り収入から生活費を差し引いた額を貯金するようにするというマネープランを作成していた。しかし、先日大きな計算ミスがあった。健康保険料を2回給与所得から差し引いた額で税金や手取り収入を計算していた。また確定拠出年金も税金の控除対象なので、社会保険料に含めて計算していたけれど、マネープランの表で、その手取り収入からさらに確定拠出年金の掛け金を差し引いてインデックスファンドを買っているシミュレーションになっていた。つまり、社会保険料を過大に見積もり、厳し過ぎる条件でマネープランを作っていたことになる。
今回の計算ミスを直すことで毎年50万円を超えるゆとりが生まれた。なんとも間抜けな話である。しかし、これで100歳まで資金が尽きない確率が少し上がった。もう少し何かにお金をかけるのも良いかもしれない。

今日は仕事終わりに家の近くのスーパーに立ち寄った。早くに閉店してしまう店なので、惣菜は半額になっているものが多かったけれど、材料費に比べたらそこまで割安感はないので、いつも通り興味は沸かなかった。家に帰ろうとしたところ、店員さんが魚コーナーで割引シールを張っていたので、なんとなく覗いてみたところ、100g98円の白身魚切り身が半額からさらに割り引かれ、なんと7割引になっていた。自分にとって魚は貴重である。冷凍庫に入りそうな量だけ買って帰ることにした。これからも何か面白い割引きがあるかもしれないので、仕事終わりに余力が残っていればスーパーに寄っていくようにしよう。

割安価格での購入は病みつきになる

今朝は久しぶりに派遣時代に通っていたスーパーに行ってみた。途中で前の薬局に来ていた患者さんから声を掛けてもらえた。もともと人懐っこい性格の方だったけれど、少し時間が経っても自分のことを覚えてもらえていたのはとても嬉しく感じた。
店に着くと昨日売れ残っていた鰤や鰹のあらが格安で売っていたので216円分購入した。早速家に帰って圧力鍋にかけて加熱したところ、なんと6食分を超える量となった。1食あたり36円である。近くのスーパーではここまでは安く手に入らないので、今朝は頑張って本当に良かったと思う。これでタンパク質やミネラル分をきっちり補給できる。5食分は空いたジャム瓶に入れて水蒸気滅菌の上、密封し冷蔵庫保管することにした。停電さえしなければ何ヶ月も腐ることがない。まぁ、それは自分だけで他の人が食べたらマズイことになるかもしれないけれど…
自分は他の人が欲しがらない物に興味を持ってしまう変わった人間なのである。

晴れた朝は掃除に限る

しばらく雨が降ったりやんだりして、晴れた日がなかなか無くなんとなく気分が塞ぎがちだった。部屋のカーペットは淡色で、靴下が黒なので、靴下の毛玉が落ちるとすぐに分かる。一日中履きっぱなしの靴下は汚いので、居間に入る前に脱ぐようにしているけれど、それでも細かいほこりが入り込んでしまい、放っておくとより汚らしく見えてしまう。

雨の日が続き、気分の乗らない日が続くと、このままでも良いやという気持ちになってしまうので、慣れというのは恐ろしいものだ。

今朝は晴れていて気温もそれほど高くなかったので、部屋を掃除した。道具はほうきと粘着テープの付いたカーペットクリーナーだ。まずはほうきで目立つゴミを取り除き、その後にカーペットクリーナーでカーペットの上をコロコロして、細かいほこりを取り除いた。高性能な掃除機は持っていないので、完全にほこりを取り除くことはできないけれど、100点満点の掃除を目指す必要はない。60~70点の掃除をこまめに行い、できるだけ自分で満足できる状態を維持することが大切だ。そうすることで精神の豊かさも維持できる。

死に際の資産にも意味がある

お金はこの世でしか使えないものなので、死に際にたくさんお金があっても意味がないという人がいる。確かにお金をあの世に持っていくことはできない。死に際に一文無しの状態になっているのが、経済的にも合理的でもある。

しかし、いつ死ぬのかは誰にも分からない。もう死ぬと思って全財産を使い果たした後に生きていかなければならないかもしれない。また、人間は感情の生き物である。仮にいつ死ぬと分かっていても今まで築いてきた財産が限りなく0に近づいている状況を実感しながら死に臨むことが感情的に耐えうるものなのだろうか。長年あらゆる困難を乗り越えてきた人であっても難しいだろう。

そういう意味でお金というのは精神的な意味でも充足感を与えてくれるのである。また、お金があれば選択肢を増やすことができる。選択には意思が伴う。意思決定の自由があれば、希望を持つこともできる。あらゆる選択の自由を持ちつつ死に臨むことも決して悪いことではないと思う。

ひとはあらゆる点で後悔をしてしまいがちである。自分もどんな選択をしても選択しなかった方に感情が向いてしまい、後悔することがあるだろう。それでも死に際には十分に満足した心持ちでありたいと思う。自分の中の合格点さえ上回れば、100点満点を目指さなくても良い。合格点は何点なのかは人それぞれである。それが何点か把握するためには、自分と向き合う時間が少しでも多く必要なのである。