FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

セール品割引率の悪化と逆ホームバイアス

いつも朝に通っている24時間スーパーの割引率が悪化してきている。以前は賞味期限間近になると半額になっていたけれど、20%引きにとどまっている品目が多くなってきた。その中には毎日食べている納豆も含まれている。実質的には0.8/0.5=1.6となり6割の値上げである。定価があまり安くないので、半額になってもそこまで安いわけではないけれど、量に対する単価が割安であり、今まで購入していた。しかし、20%引きでは全く買う気が起きない。安く売っている店もあるので、今後はそちらを使っていくつもりだ。量は若干少ないけれど、賞味期限はある程度先なので、満足度は大きく変わることはない。

しかし、10月の消費税増税が控えているせいかどこの店もあまり大々的に割引セールをやらなくなっているような気がする。消費税が上がると完全な値上げなので、今のうちにある程度稼いでおこうという思惑が働いているのかもしれない。それとも原料価格の値上げや人件費の上昇に伴う値上げなのかもしれない。

日本は少子高齢化や政治の混迷などがあり、日本企業には明るい未来が全然想像できず、今のところ投資対象には含めていない。マスメディアや過剰な政治権力などを利用して出る杭を打つという古い習慣も根強く残っている。したがって、オリンピックのある2020年が企業収益の天井でそれ以降、悪化することが割と容易に想像できる。しかし、デフレが終わりインフレが再び始まったら、企業の収益性は改善される可能性がある。今のところP/EやP/Bは比較的割安であるといえるので、少しずつ購入していっても良いかもしれない。

ホームバイアスという言葉がある。これは自分がよく知っている国、つまり住んでいる国や地域に過剰に投資してしまうというものである。ところが、自分にとっては住んでいる日本という国の悪いところばかりが目について自国企業に投資する気が起きない。一方、アメリカや新興国はこれからも成長していく可能性が十分に残されている。アメリカの投資環境は素晴らしく、とても羨ましく感じる。どうやら自分は、隣の家の芝生が青く見える逆ホームバイスにかかっているような気がする。