ニッセイ外国株式インデックスファンドとe-maxis slim 先進国株式インデックスファンドのパフォーマンス差に有意差があるか調べてみた。
MSCIコクサイインデックスをベンチマークとするインデックスファンドのうち信託報酬が最も安いものにニッセイ外国株式インデックスファンドとe-maxis slim 先進国インデックスファンドがある。自分はベンチマークに配当込の記載があるニッセイの方を積みてているけれど、最近e-maxis slimも7月から配当込となることになった。そこで2つのインデックスファンドの基準価額の日次変化率に有意差があるか調べてみた。
対象期間:2017年2月27日(e-maxis slim設定日)から2019年5月10日の毎営業日
日時変化率:(当日の基準価額/前日の基準価額)-1
検定の種類:対応のない等分散の2標本t検定
エクセルで"=t.test(e-maxis slimの日時変化率,ニッセイの日時変化率,2,2)"と入力したところ0.9970という数字が出た。これは平均値が偶然異なる確率が99.7%のため二つのファンドの日時変化率に有意差はないらしい。
しかし、同じような検定をe-maxis先進国株インデックスファンド(信託報酬が高め)とニッセイ外国株式インデックスファンドで行ってみたら、0.9805という数字が出た。先ほどの検定に比べて少ししか変わっていないから、あまり信用できない結果かもしれない。
ニッセイの方は過去にトラッキングエラーを起こしているから、頃合いを見計らってe-maxis slimに乗り換えたほうが良いかもしれない。幸か不幸か現在含み損の状態になっているので、今乗り換えれば税金は払わずに済む。ただし、3年以内に利益を出さないと損益通算ができなくなるので、迷ってしまう。
とりあえず積み立て設定はe-maxis slimに変えておいた。2つのファンドにすると管理がややこしくなるので、できるだけ早いうちに一本にまとめたい。