FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

防衛的投資家と積極的投資家

朝起きたら、S&P500がかなり下がり、円高にも傾いていた。"Sell in may"が現実のものとなりそうだ。

ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』にある防衛的投資家と積極的投資家を自分なりに再度考察してみた。

・積極的投資家

投資を事業としているもの。主に機関投資家、不特定多数の個人からお金を集めて資産を運用する。個別株を始めジャンク債やオプションなどを売買する。市場平均を超えることを目的とする。極めて多くの時間を必要とし、副業として実践することはできない。

・防衛的投資家1(14章に記載されている投資法を実践する投資家)

主に個別株を売買する。ある銘柄が割安または割高となったときに売買する。安全性を確保するため分散投資を行うと扱う銘柄数が多くなる(20~40ぐらいだろうか)。運がいいと市場平均を超えることができるけれど、個別株特有の倒産リスクがあり、市場返金を下回ることもある。銘柄分析(割安性、成長性、安全性)に時間が必要であるが、積極的投資家ほどではない。配当成長投資はここに該当。

・防衛的投資家2(その他大多数の投資家)

市場平均を、主に投信信託を利用して、定期的に定額で買い付ける。信託報酬の低い投資信託に絞り込めば扱う銘柄数は10銘柄以内になる。一攫千金は狙いにくいけれど、長期間続けることで複利効果の享受を狙っていく。最初に自ら定めた投資方針に従うことで市場平均の収益を得る。ネット証券会社を中心に発達した投信信託の自動積立機能を用いることで投資にかける時間は極めて短くなる。インデックス投資や全世界投資はここに該当。

投資を10年近く続けて市場平均に負け続けてきた自分は投資に才能がないことを自覚した。そのことを真摯に受け止めて防衛的投資家2に徹していきたい。そして今月も投資信託を買い増していく。