FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

外国株式インデックスマザーファンドの配当傾向を計算

現在投資している投資信託には通常分配金がない。したがって投資収益は基準価額だけで計算され、収益が売買益のみであると勘違いしやすい。しかし、投資信託に含まれている資産は基本的に株式であり、配当金は投資信託内にしっかり支払われている。そして、それら配当金は新たな株式の購入に充てられている。それにも関わらず収益が売買益のみであると誤解しそうになることがある。そこで、個別の高配当株への集中投機を避けるため投資信託に支払われている配当額から1万口当たりの配当額や配当利回りを概算してみたい。

今回はe-maxis先進国株式インデックスファンドの運用報告書(全体版)の後半に記載されている外国株式インデックスマザーファンド運用報告書「資産、負債、元本及び基準価額の状況」・「損益の状況」・<注記事項>(運用報告書の最後に記載)を用いた。なおニッセイ外国株式インデックスマザーファンドは決算期間が約半年のため、計算できなかった。

 

・平均口数Sから10000万口当たり配当額dを計算

総口数は元本と等しいことを利用しつつ、S=(前年の期末総口数+本年の期末総口数)/2

10000万口当たりの配当額d=(本年の受取配当金)/S×10000

 

配当利回り d/(前年の期末基準価額)

ここで、2014年における前年の期末基準価額は(2013年期首元本額+2014年前期繰越損益金)/(2013年期首元本額)で計算した。

 

2014年5月から2018年5月の5年分のデータがあった。

決算日

1万口当たり

配当額

配当利回り
2014/5/12(月) 398 2.56%
2015/5/12(火) 481 2.65%
2016/5/12(木) 434 1.88%
2017/5/12(金) 498 2.52%
2018/5/14(月) 567 2.33%


MSCI Kokusai indexをベンチマークとする海外ETFであるTOKの配当利回りから考えるとまあまあ妥当な計算結果ではないだろうか(正確には為替や外国課税の影響を加味する必要があるだろうけれど)。

表からは配当利回りは決して高くないけれど、10000万口当たりの配当額は増加傾向である印象を受ける。7割近くが米国株式であることも一緒に考えて増配傾向となっているのは投資を続ける心の支えとなりそうだ。今年の運用報告書が公開されたら再度計算してみたい。