FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

刺激を減らす

部屋の外は様々な熱、音や光などの刺激に取り囲まれている。

職場では機械の音、仕事の具体的な口頭指示、備え付けのテレビの音、コンピュータ画面からの光、エアコンの風、同僚との談笑などなど。そこにいる間は自分の意見を前面に押し出すことは許されず、派遣先責任者の指示に従うことが優先される。

店の中では夜でも衰えることのない蛍光灯の光、購買意欲を誘うための「お買い得‼」「お値打ち‼」「半額‼」という表示、店内の音楽などなど。店の中に入るまでは何かしらの目的を抱いている。しかし、割り引き商品を目にしたり、店内の音楽を耳にしてしまうと気がそちらの方に傾いてしまう。買い物の時に購入品のメモを携えるのは買いすぎを防止するのにとても有効だと思う。もし、店内音楽が無くなったら、店の収益は大きく減少するだろう。

屋外ではこれから暑くなるのにしたがって、湿気や強い日差しによる不快感が強くなる。一方冬場は冷たい風が体内の体温を容赦なく奪っていく。地面が凍っているときは足下を注意しないと転んでしまう。

そのような数々の刺激を受けて、必要な場合はそのひとつひとつに対応しつつ、ようやく静かな部屋に戻ってから入浴すると一気に脱力する。入浴中は色々な思考が脳内を駆け巡る。そういえば今日一日自分は外部の刺激に対応してきただけで自分の内側から発せられたものは極めて少ない。このままの状況が続くと死は目前である。

適度な刺激は必要だけど、長く続くと精神が参ってしまい、単純な失敗も多くなり、思考停止にも陥りやすくなる。

部屋にいるとYoutubeを見たりおいしいものをたくさん食べたりしたくなる。でも可能な限り余計な刺激を減らし、他人の意見が介在しない自由な思考を巡らせるようにしたい。

世の中にはたくさんの刺激を受けながらも個性を出せる人も多くいる。実にすごい人達がいるものだ。自分には到底真似できそうにない。自分は自分のペースで過ごしていきたい。