FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

シーゲル式投資への傾倒

VBR,VSS,DWX,VGK,DEMという6つのETFに投資を初めて1年ほどが経過し、徐々に円安に傾き、株価も元に戻ってきた。ジェレミー・シーゲルの本を読んでいると市場の期待と実際の結果の差が株式の収益に影響する、というようなことが書いてあった。その中でもたばこ株の代表であるフィリップ・モーリスの長期収益が市場平均を大きく引き離している話が印象に残った。

再び任天堂と同じような形で含み益が若干出たところで6つのETFをすべて売ってしまった。その時に資産から株式がなくなったけれど、『賢明なる投資家』では「少なくとも全資産の25%は株式として保有すべき」という言葉に従い、生活必需品株のETF(VDC)、フィリップ・モーリス・インターナショナル(PM)、ユニリーバ(UL)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)に投資し、残りは米国中期債(BIV)を保有していた。生活必需品株が安くなることを狙ってしばらく米国中期債(BIV)を保有していたけれど、なかなか株価は下がらず、BIV自体の価格が若干下がってしまった。

ある時『賢明なる投資家』の投資の定義「投資とは元本の安全性を確保しつつ、適切な収益を得ること」について考えてみた。元本とは主に貨幣単位で考えるのが一般的である。しかし、その貨幣、すなわち日本円はどこから得られたのかと考えてみたとき、その大半は労働に費やす時間から得られたものであった。今まで費やした時間がインフレによって価値が下がってしまうのは絶対に嫌だった。その時、労働というのは、有給休暇をほとんど使うことができず、同じ職場に居続けることで責任も重くのしかかっていて、かなり苦しいものであった。だから、完全に労働をやめることは難しくても、少しでも労働時間を減らし、自分の人生を生きたいといつも考えていた。結局、株式と現金の割合は半分半分が最適であると感じて、海外口座のBIVをすべて売却し、VDC、BTI、UL、そしてディアジオ(DEO)に投資した。その後は、海外口座から資金を引き揚げる少し前まで配当再投資を続けた。 

 

新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)

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新賢明なる投資家 下~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)

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株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

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