ごめんなさい、あなたとは関わりたくありません

自分のことが気に入らないのか、それとも心配なのか分からないけれど何かと意見を言ってくる人がいる。

今の職場に来てから2年近くが経って、その人からあらゆる注意を受けた。辛くて夢に出てきたこともある。言うことが一貫せず、言われた通りにやったつもりでも、今度はその逆のことを言ってくることもある。そして何より、行動が気まぐれで予測がつかず、その人がいると不安の中で労働することになる。忙しい時に本質から外れる注意を強い口調で言われると血液が逆行したように感じ頭がぼーっとする。そして、労働からの脱出という目標を新たにする。今は一晩しっかり寝ることで翌朝に嫌な気持ちが無くなることが多いけれど、年齢とともに忍耐力が落ちたり、嫌な気分を翌日まで引きずることになってしまうかもしれない。

その人は過去に大きな組織に属していて、いろいろな仕事をしてきたことを時々聞かされる。自分にはとても真似できない仕事ぶりである。そして人生や労働に関して様々な忠告や応援をしてくれる。その時は大体余裕のある時間帯なので、耳を傾けるようにしている。経験豊富な人からの意見であり、自分にとって参考になると感じることも多い。さらに色々と気を遣ってくれ、贈り物をしてくれたりもした。しかし、交際費を支払わなくて済むのが派遣社員だと思っていた自分としては、何かお返しをしないといけないと感じ困惑することも多かった。

このようにいろいろな側面があり、自分に様々な顔を見せる人である。でも、それが本来の人間の姿なのかもしれない。人間が持つ信念は一つではなく、様々な経験から、いろいろな考え方を持つようになるのだろう。自分も他の人から見ると一貫性の無い難しい性格を持ち合わせているかもしれない。

非難か称賛か一貫しない文章になってしまったけれど、結局のところその人と一緒にいると、こちらが気を遣うことも多く精神を消耗しやすいということだ。もらうものはもらってしまったので、この職場を去るときはちゃんとお返しをしておかないといけない。