FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

小さい家が欲しい

住居費を節約することは、資産形成の上でとても重要なことである。なぜなら人生の中で一番大きな買い物のひとつだからである。賃貸生活を続ける場合でも、月々の家賃や更新料、引っ越し代などをすべて足し合わせると一戸建て住宅を買う場合とほとんど同じ金額となる。家を買う場合、多く売買されているのは何千万円もする住宅ばかりであり、ほとんどの場合借金を組むことになってしまう。すると、その借金が足かせとなり、どんなに苦しい事があっても会社員をやめることができない。上司や顧客の言いなりとなる社畜として借金を返し終えるために働き続けるしかない。

もし、大きな家が必要でなかったらどうなるだろうか。賃貸物件にあるようなワンルームや1K、1DK、2Kなどの間取りの家で十分だとしたら住宅費をもっと安くできる気がする。以前、いろいろ調べてみて自分で家を立ててしまうという選択肢もあることを知った。いろいろ調べた挙げ句、とりあえず第2種電気工事士の資格があると都合がいいだろうということで試験を受けてみた。筆記試験と実技試験がある試験で筆記試験は過去問題集を繰り返して用意に合格点に達することができた。しかし、実技試験は30分というあまり長くない時間で指定の作業を行う必要があり、最初はなれない作業に手こずらされた。しかし、必ず行うことになるであろう作業は何回も繰り返し練習することでなれていくことができた。実技試験はあらかじめ出題される問題がほぼ提示されているので、実技試験の問題集を2~3回繰り返してなんとか30分以内に作業を終えることができるようになった。本番もいつも練習しているとおりに作業することで少し時間を残して完了することができた。試験が終わった後、少し気になる点もあったけれど、合格することができた。

ところがその後、家をたてるのは建築確認申請が必要で建築士でないものが行うのはかなり難しそうだということが判明し、それ以来自分で家を建てるという計画は頓挫してしまった。今、電気工事士の実技試験を受けたら、時間切れで不合格になるだろう。

それでもやっぱり小さい家は欲しい。必要最小限の設備や部屋で自分の身の丈にあった生活をしていきたいという願いは変わらないままでいる。自分に合った家があれば、辛いことがあってもそこに戻ることで安らぎを得ることができるような気がする。賃貸物件では隣に住民がいるので、音に関しては特に注意を払わなくてはならない。一人暮らしを始めてもうすぐ2年が経つけれど、今のところ苦情を受けたことはない。そういうわけである程度賃貸物件に慣れてきた感覚はある。

中古住宅というのは築20年を超えてくると価格が十分安くなる傾向にあるらしい。今の耐震基準に合っているのは2001年以降に建てられた住宅と言われている。それらの物件が築20年を超えてくるのは2022年以降となる。もし、人口減少が進み、住宅の需要が増えなければ、優良な物件が安く手に入る可能性がある。気候変動や人口減少、周辺地域の変化など懸念事項は多くあるけれど、2021年までは賃貸物件で過ごし、少しずつ不動産取引の勉強をしていきたい。もしかしたら何か良い手立てが見つかるかもしれない。