FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

自由時間を買い取る

お金をあまり使わない習慣を話すと「そんなにお金を貯めてどうするのか」と聞かれることが多い。自分はそのことを聞かれると返答に困ることが度々あった。確かにお金はお金として持っているだけでは、何ら価値を生み出さない。銀行預金だと良くて年間0.2%程度の利息しかつかない。お金は何かを購入するときになって初めてその効果を発揮する。しかし、自分は今までの人生においてあらゆることにお金を出さずに済ませる方法を考え続けてきた。例えば大学受験のときは予備校を利用することはなかった。それは得られそうな知識に対してあまりにも価格が高いと感じていたからだ。そのかわりに参考書や問題集を積極的に消化していた。何万円もする予備校の授業よりも高くても1冊数千円の参考書や問題集を完全に理解するほうが得るものが多いと感じていた。そして今もできるだけお金を使わずに済ませるよう心がけている。それによって得られたものはそれなりの貯金だけれど、今はその一部は株式に回している。株式に適度に資金を充てることで物価上昇に対抗できるのではないかと考えている。もし、今多くのお金が得られて何が買いたいかとたずねられたら、株式など収益性のある資産を買いたいと自信を持って答えることができる。では、その先には何があるのだろうか。

それは多くの自由な時間だと思う。自分の場合は労働時間が長くなると疲労によりなかなか良い思考ができなくなる。しかし、労働時間が週1日でも減ると様々なことを考える余裕ができ、やってみたいことを実行に移すことができる。お金のかかるものもあるかもしれないけれど、お金をかけずに楽しむものも世の中たくさんあるような気がする。でも、まずは自分の本能に従って寝たいときに寝て、食べたいときに食べたりしたい。今は睡眠や食事など健康維持に必要なことが労働を中心に行われている。時間のゆとりができたらしっかりと休息をとり、やってみたいことはその後に考えれば良いのではないか。学生時代のように1ヶ月、2ヶ月の長い休みがまた欲しいものだ。

世の中の人達は、労働をしなくても良い状態になった時のことを想像しないのだろうか。自分には今を楽しむために消費をし過ぎているような気がしてならない。でも、消費をしてくれることで企業の収益を上げることができるので、そのような方々は大切なお客様と思っておこう。自分はそのようなにして得られた収益で自由な時間を買い戻すのである。