全世界株式(除く日本)の現状を確認
現在保有しているインデックスファンドはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み)に連動するように運用されている。今日は投資されている株式の業種別比率、国別比率、主な保有銘柄、大まかな株価指標を調べてみた。
業種別比率、国別比率、主な保有銘柄はMSCI All Country World Indexに連動するETFであるACWIとそのETFに含まれるインド株ETF(INDA)から全保有銘柄を割り出し、その中から日本株を除いて計算した(2020年9月3日付のデータ)。
株価指標はStarCapital AG - Stock Market Valuation (Shiller-CAPE, PE...(2020年8月31日付のデータ)を用いた。全世界(ACWI)の指標には日本(Japan)も含まれるので、日本の比率に応じて指標を計算し直した。
業種別比率
国別比率
主な保有銘柄
株価指標
こうしてみると米国株や情報技術関連銘柄の強さがはっきりと見て取れる。各国の国債金利が低下して金融株が大幅に値下がりしたけれど、保有比率の2番めを占めているのは少し意外な気がした。
株価指標はあまり割安と言える状態とは言えない。CAPEとP/Eの平均25.35から割り出される株式益利回りは4%を下回る。それでも株価が上がり続けるのはトマ・ピケティ氏が提唱している"r>g"の影響だろうか。先日NASDAQ指数が大きく下落したけれど、まだまだ時間が経たないことにははっきりとしない。「毎月の余った資金だけ投資に回す」という方針を変えずに見守るしかない。派遣社員の頃のように大きなお金が毎月振り込まれるわけではないので、待機資金の追加投資には慎重にならなければならない。
ちなみに日本株を保有しない理由は、日本に悲観していることもあるけれど、それ以上に公的年金基金であるGPIFが25%程度と市場平均に比べて多く保有しているからである。個人で日本株は保有していないけれど、日本株が上昇すれば年金にある程度反映されるので問題ないはずだ。そういうわけで周りの人には「全世界の株式に投資している」と公言することとする。