FIREを目指す丸刈り薬剤師の雑記帳

34歳でセミリタイアした薬剤師が考えたことを気分の趣くまま記録します。大体はどうでも良い事を書き連ね、時々役に立つか分からないマニアックな記事を書いています。過去と同じ内容の記事を書くこともあるかもしれませんが、どうかご容赦願います。また投資についての記事もありますが、投資判断については自己の責任において各自判断してください。

インフレ率には「今のところ」勝っている

貯金も重要な投資先の一つである。家計簿には貯金以外の証券投資については内部収益率を計算してあるけれど、貯金も含めた投資については計算したことがなかった。今日も暇なので内部収益率を計算してみた。

計算方法
・2008年は、年末の貯金額を投資額とし、これを-100とする。
・2009年~2019年は、全収益から消費支出を差し引いた額を投資額(負の値)とする。
・2020年は、総資産額から負債を差し引いた純資産額を投資後のキャッシュフロー(正の値)とする。

このようにして内部収益率を計算してみたところ、2.23%となった。先日計算した公的年金基金(4%台)に負けていたので、所詮個人でやる投資というのはたかが知れていることを思い知った。しかし、2009年から2019年のインフレ率の相加平均が0.31%だったので、今のところ投資の目的である保有資産の購買力維持は達成できている。しかし、保有しているインデックスファンドの基準価額から現在の値から25%下落すると、以下のようになる。

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内部収益率は-0.20%となり、インフレ率にあっさり負けてしまった。これは近いうちに十分起こりうることである。これが株式を44%所有しているリスクである。しかし、株式の売却を行うことはできない。なぜなら、株価の動きは誰にも推測できず、いつ最高値をつけた後に暴落があるかも分からないからである。各国政府がゼロ金利政策を続けている今、現在地よりさらに値上がりする可能性も十分にある。
したがって今自分にできることは市場予測に精を出しすぎず、その時が来るまで自分の人生を楽しむことだと思う。恥ずかしいことに10年以上週5~6日労働をしていて、何が本当に楽しいことなのかはっきり分かっていないのである。