自分のペースを守って最後まで生き抜く
最近自殺してしまう人が増えているらしい。苦しみを抱えたまま最後の最後まで解決することができず死を選んでしまうのは、悲しいことである。今は僅かな手がかりを頼りに開発されてきた治療法や薬剤を信じて必要な治療を受けていただく他ない。
自分には自殺を選択してしまった人たちの気持ちを確かめる術はない。死者はもちろんのこと、この世界に住んでいる自分以外の人が考えていることは分からない。また自分のことについても10年後どころか明日、1時間後に何を考えているかも予想できない。自分のとった言動に対して数十秒後に後悔することは日常茶飯事である。
この世の中は分からないことだらけだ。それでも分かりようがないことや分かっても無意味なことを意味のある問題だと勘違いし、あれこれ言い散らかす人がいる。自分もつい無駄口を叩いてしまうことがある。分からないことは分からないと上手に受け流していける人間でありたい。
自分は他の人から見ると退屈な日常を送っている。大きな失敗はするかもしれないけれど、大きな成功には程遠い。なぜなら、自分はあらゆることを面倒に感じてしまうからだ。楽をするための努力は惜しまなかったけれど。
これからも退屈な日常を送っていくだろう。しかし、日々の食事を美味しく頂き、晴れた朝は太陽の光を浴びて気持ちを新たにし、余分な物をしっかり出してスッキリし、季節の微妙な変化を風や木々の匂いで感じ取ることで、いずれはかけがえのないものとなる日常生活に感謝し続けたい。
そして最期の時が来るまで勝手気まま自由に過ごしていくのだ。